感情はそのまま感じていいが行動理由にはしない。

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先週この記事で書いた、

  • 自分の感じたこと考えたことに自動的に従う=母親問題無視してるだけ
  • 自分の感じたこと考えたことを一旦疑ってみる=母親のせいにしていない

ということと





昨年(昨年!?はやい・・・)
この記事で書いた

責められたと感じたなら、
責められたと感じたそのまま、

「どうして責められたと感じたのか?」
「なにをダメだと思ったのか?」

ただただ自分の言う通り、言い分を聞いてあげればいい。

という主張が矛盾するように見えるので整理したい。

目次

感情は勝手に”湧く”からまずは感じてあげる必要がある

まず大事なのは、
感情とは「湧いてくる」もので、
自分の意志でコントロールできるものではないということ。

「イライラするのはイライラしたいから」
という話も、心理の話では出てくるけれど
それも、「自覚して、自分の意志としてイライラしたい」ということではなくて、
「”無自覚に”イライラしたいという気持ちを持っている」
という話なので、矛盾はない。




感情は、
「元々持っている自分の前提」に
「出来事(事実)」が合わさることで
自動的に湧くものである。

んで、「湧いた」ものはもう仕方がないので、
「なんでこんな風に思っちゃうんだー!」
とか
「なんでこんなに悲しくなっちゃうんだー!」
とか
そこに抵抗しても仕方ない。



うんちして、
下痢だー!なんてことだー!
きれいなバナナ型じゃないなんてー!
とか言っても仕方ない。



どんなうんちも、まず水に流そう。笑




水に流すとは
自分ひとりで感じること



水に流すとは
悲しむなんておかしいから、
解釈を変えてみよう、
ではない。



水に流すとは
ひとりでムカついておくこと



水に流すとは
こうされたら悲しいから
次からはこうしてほしいと伝える
ではない。



湧いたものは湧いたものとして
否定せず感じてあげようね。

というのがここで言いたかったこと↓

前提がおかしいことも自覚しないとバグを基に行動してしまう



んで、なぜ「ひとりで」というのかというと、



その感情を沸かせた
「前提」がおかしい可能性が高いからだ。



感情は勝手に湧くものではあるが、
前提が違えば、
出来事が同じでも湧くものは変わる。

例)
前提:私の存在は邪魔である、足枷である。
出来事:夫が私の誕生日にケーキを買ってこなかった。
感じる事:私には祝う価値が無いのかもと、悲しくなった。みじめになった。

前提:私の存在は夫を支えている。
出来事:夫が私の誕生日にケーキを買ってこなかった。
感じる事:えー残念!程度だったかも。



この
「前提のおかしさを自覚しよう」
のことを
「自分の感じたこと考えたことを一旦疑ってみる
と書いたのがこの記事↓



前提のおかしさは、たいてい母親に由来する。



前提がおかしいと自覚しないと、
「悲しかったから、
次からはケーキ買ってきてね」
などと、
自分のおかしな感情を理由に行動してしまう。

(そういうときの「伝える」は
ただ自分の希望通りに動いてほしいという
相手の意志も都合も無視した
押しつけになりがちである)




この記事では
「不快な感情が湧くのは
その感情を感じても大丈夫を知るため。」
と書いたけれど

今はもうすこし現実的に
「前提がおかしいから。」
だと思う。

その感情を感じても大丈夫と知らないのも
母親が原因
(母親が不安から失敗する機会を奪ったり、
怒りや悲しみを受け止めなかったりしたせい)
だと思うので、
ほぼ同じだと思っているけれど。


感情は、感じてあげてから、前提を見る。



ただ、初めから「この感情はおかしいぞ」と疑って、
【感じる】というステップを飛ばすと
それはそれで「自分はダメだ・・・。」から進めなくなる。


それが、心理を知り始めた頃
(というか知ってからしばらくの間)
の私の失敗。


「感じる」を意図してやった
(主に怒りまくった。紙に怒りを書きなぐりました。)
ことで、日常に安心感が増えた。





それで結構幸せになったから、
「もう自分は普通になった!」
って調子乗ってたら、


子どもにイラついたり
夫にイラついたり
家庭がなんかギスギスしてきて
あれれーーー???(cv.高山みなみ)ですよ。


確かに幸せになったけど、
変化はしたけど!
元が低すぎただけであるという。笑



私は、自分が

クソ価値観にまだまだ縛られていて
変な前提が脳みそに詰まっていて
母親からの影響がまだまだまだある

ということを考慮できていなかった。



だから感じたことを理由に
夫になんやかんや言って
関係を悪くした。
(自尊心欠損状態で結婚しているので
そもそもが良くない。。。)



なのでまとめると、
感情が揺れた
なんか感じた(主に嫌なこと)
時は、

まず【感じる】。自分一人で。
髪に書きなぐってもいいし
ただ体感を観察するのでもいい。

次は【疑う】。前提を見てみる。
これは紙に書くしかないと思う。
おススメは
「なぜそう感じたのか?」
と書いて、その下に1分で書き出す。

参考文献↓





そして大事なのは
感情のままに他者にはたらきかけぬこと。

感じたこと、感情を理由に、他人にはたらきかける。



おかしな前提を持っているならば
感情のままに動くと人間関係壊しがち、です。


おかしな前提を持っているかどうか、は
毎日幸せハッピー!楽しいいいい!
じゃないなら、
もう前提バグってます。おかしいです。


私もです。
でも、変えていけばいいので、大丈夫です。


「私は変な前提持ってるから、
嫌な感情が湧きやすいし
嫌な気分になりやすいんだ。」

と知っておく。







そのまま感じてあげることも、
感じたことを一旦疑って
自動的に行動に移さないようにすることも、
両方必要だ。



そして疑う前に、
自分で感じることが
自己否定に留まることを防いでくれる。

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